Profile

子連れママ起業家

渡邊 美貴

’12,14,16,18年生まれの3女1男の母

 

〜生まれ〜

1985年 愛知県の小さなお寺に生まれる

水泳、そろばん、ピアノ、習字などに加え、なぎなた、日本舞踊、茶華道

と週8で習い事をしていた、好奇心旺盛な子供

小中学ではなぎなた部、高校では和太鼓部に所属

日本文化LOVEで育ってきた私

 

〜英語との出会い〜

小学4年の時に、お友達のママがECC Jrのホームティーチャーということで

お教室に通い始める

英会話のリズミカルな表現が楽しくて、家でも習った表現を使う日々

中学で「英語苦手、英語嫌い」というお友達がどんどん増えていくことにショックを受ける

「こんなに楽しい英語を嫌いになるなんて!楽しいってことを教えられる先生になりたい」

と英語教員を目指すことを決意

だが、お寺育ちで東海三県さえ出ることがほとんどない生活で、

海外に行くこともなく、高校生になり英会話教室に再度通い始める

大学で英語を専攻し、交換留学を希望。

教職課程も同時並行は無理!と言われるが、履修学年を調整して、両方叶えるという

やりたいことはやれる方法を探す!という強行突破型

〜教員志望から大学4年で就活開始〜

教員を目指していた私に訪れた転機

交換留学先でのあるタイ人学生との出会い

日本の大使館でお父さんが務められていたという彼は、日本語がペラペラ

英語でつまづいた時には、頼りになる存在だった

「日本では、英語は海外に出なきゃ必要ない!って思ってる子も多い」という話をすると

「社会人をしてから、英語の教員になってもいいんじゃないの?!」という彼の一言で

先生になるには、卒業したら、先生の道しかないと思っていた私の頭がパッカーん!

すでに就職活動を終えている同級生がほとんどの大学4年の春、

アメリカの大学からエントリーシート提出のひびが始まった

 

〜日本で英語90%の生活スタート〜

交換留学中に見つけたお仕事の一つが、「日本人で住居を探す、外国人のための不動産賃貸仲介」のお仕事

海外から日本に来て最初のお部屋探しとなると、日本語がまだまだできない方も多く

お問い合わせの対応メールは全て英語

当日のお待ち合わせの電話連絡、内覧に運転しながらお連れする間も全て英語で対応

日本人よりも価格交渉などが多いのが特徴で、その交渉も英語

同僚の多くは帰国子女のため、会社でも英語が飛び交う日々

人生で英語が一番伸びた時期は?問われたら、この会社員時代と答えるほど

日本では外国人というだけで、入居NGを出されるオーナーさんがいらっしゃるという

事実も知った会社員生活でした

 

〜ABCは英語教室じゃない!?〜

その後、ひょんなきっかけで、ABCクッキングスタジオに転職

英語教員免許をとっていたので、父親は、「やっと英語講師になったのか」と思ったらしい

ABCだからね

でも、ABC違いでごめんなさい!笑

やり始めたら徹底的にやってしまう性格が発症し、お友達に紹介されて始めたお料理教室で

ライセンスまで取得してしまった私

この楽しさを教えたい!と思い、転職してしまったのです

 

〜結婚・出産・憧れの専業主婦生活(のはず)〜

お料理教室勤務の間に結婚し、退職

2012年に長女を出産 小さい頃からの夢「ママになる・できれば専業主婦」を叶える

ミシンをゲットし、子供の服を作ったり、

ママ友さんと子供達を遊ばせながら、お話したり

お料理教室時代に習得した、パン作りの技術を活かして、

ママさんたちを呼んで、離乳食に使えるパン作りをしたり専業主婦を謳歌


〜孤独・不安・焦り・無力感からの脱出:子連れ起業〜

長女が半年を過ぎた頃、周りのママのほとんどが「保活」を始めていた

当時住んでいたのは、品川駅からも歩ける場所

場所柄、お仕事に復帰をされるママも多かった

「仕事」というワードが頭に入った時、私には何ができるだろう?

この先もママだけをしていたら、勉強してきた英語だって忘れてしまいそう

みんなは新しい場所に進むのに、私は何も変わらないんだと

孤独感や、不安、焦り、自分の無力感などいろんなものに押しつぶされそうに

 

そんな時に出会ったのが「こそだて英語講師」という資格

2015年 長女1歳半、次女6ヶ月の頃オンラインで資格の勉強をスタートし、

ママ友さんに「いつか親子で楽しめる英語教室をしたい!」と話していると

あれよあれよと体験レッスンの場所が決められ、人が集められ、講師デビューを果たす

背中に次女をおんぶし、膝の上に長女を乗せて、文字通り「子連れ」起業した

 

〜英語は楽しく使いながら学んでほしい〜

英語教員を目指していた頃の思い「英語は楽しい!というのを知ってほしい!」

が根っこにある私は、どうしたら英語を楽しんでもらえるだろう?

英語を好きになって、もっとやりたい!って思ってもらえるだろう?

と考え続けながら、自宅教室をスタート

親子カフェ・産後ヨガ教室・親子パン教室などへの出張レッスンもご依頼いただき

普段英語で保育をされている保育園に通う親御さん向けの英語レッスンも担うまでに

2015年から2019年までの4年間でおよそ500組の親子さんがご参加くださいました

〜五感をフルに活用した英語レッスン〜

英語の記憶が、よりリアルに、立体的になるには?!

と考えていた時にスタートしたのが、英語でクッキング

料理教室勤務の経験を活かし、英語を使いながら学ぶ、英語でものの名前を知り

食材の色や形、匂いや味を感じながら、英語を学ぶ

手探りながらも始めた教室の様子を見た、住宅展示場の運営会社からもご依頼いただき

展示場のイベントとして、2018年〜2019年に渡り3ヶ所で20回レッスンを開催

 

〜普通の家に、旅行客がやってくる〜

せっかくなら、英語を話したい日本人と、日本のことを知りたい外国人の人が交流できる

場所にできたら、と外国人生徒様も募集をスタート

2017年〜2019年で8カ国20名のかたが、ふつ〜の一軒家である我が家に

日本の旅行のアクティビティの一環として立ち寄り、レッスンを受講してくださった

駅までも遠い我が家は、駅で待ち合わせをして車でお迎え、

レッスンをした後に行く先を聞いて、動きやすい駅までお送りしたり、

次の目的地のご相談に乗ったり、不動産会社時代の経験と料理教室時代の経験がフル稼働

コロナ禍に入り、インバウンドの受け入れができなくなってしまったのが、本当に残念だった

〜オンラインなら世界と繋がれる〜

2020年コロナ禍に入り、リアルで開催していた英会話教室もオンラインへ移行

英語でクッキングも時差が少ないオーストラリアの生徒様も入ってくださり、

リアルタイムで日本と海外の生徒さんが同時受講できるという楽しみも増えた

2021年より、在フィリピンの英語講師のレッスンを導入

英語しか通じない環境で、英語での指示もよく聞きながら、英語で自分の意思を伝える

よりリアルな英語体験を生徒様に提供

やりっぱなしで、よくわからないままにしないために、復習シート作成などのサポートをし、

小学生・中学生の生徒さんもみるみる英会話力がアップ

スピーチをする機会も作り、自分がスラスラと伝えられるものを増やす機会として、

子供たちとの徹底練習もまた、楽しい時間

〜何歳になっても夢を持ち、今できることから叶えていこう〜

今、私が伝えていきたいこと

英語はツールであり、やりたいことを伝える相手が英語を使えば増えること

英語ができれば、叶う夢も増えること

英会話講師として、英語だけでなく、自分が進む未来についても「自分の意思で選べる」

子供達になってほしいと、英会話教室の中では、ゴール設定も一緒にしている

そして、そのママたちにも伝えたいことがある

ママだからって、自分の夢を諦めなきゃいけない訳ではない

「あなたたちのために、夢をあきらめた」なんて言われて、子供は嬉しいだろうか?

私なら、申し訳ない気持ちになる

だからこそ、後ろ姿を見せるママになれば良いと思う

自分がやりたいことに向かって、できる方法を探しては、挑戦する姿

すぐにはうまくいかないかもしれないが、諦めずに挑戦する姿

やりたいことができた時の、達成感、喜ぶ姿

学校へ授業参観に行った時、

将来の夢「特にない」

という文字を見た時の衝撃

それも一人だけじゃなかった

いつだって夢を持っていい

いつからだって夢を追いかけていい

子供がいる私だってできたんだからと、伝えられる人に私はなりたい